ライトスタッフ出張版〜佐賀編-泰造君の生まれ故郷・武雄に行ってきました〜
夏の夜、活気づく夜の新宿PM9:00。 新宿センタービルの脇で夜行バスを待つ。 星が見えない、東京の明るい夜空を見上げながら、回想される数日前の会議。 「いや、写真撮れる人があと一人くらい来てほしいんだよね。切実に。」 いや、無理よ。金ないよ。と言い、佐賀行きが決定していたメグロ・イマイに託した武雄取材。 二人の予定が上手い事噛み合ず、武雄での撮影が困難になりそうだということでした。 ライトスタッフ内で写真系と見込まれてメグロ氏より「弱ったオーラ」を送られた私は、 精神コマンド「義理人情」を発動させ、気付けば「行ったるわ!」と腹をくくっていたのでした。 下駄は失敗だろうなあ...と愛用の桐下駄と汚い足を眺めながらバスを待つ事、数十分。来るバスに乗り込んだ。 遅れての予約だった為に、他の二人とは別のバス。 一人、今後のプロデュース論・TAIZOという映画の行く末について考え続ける。 夜の闇は流れ行く光以外を隠してしまって、考え事に拍車がけてくれる。無心。 いくつかのアイディアと、やらなければならない事が脳内に降ってくる。 忘れないうちにと、考えを煮詰め煮詰め、報告せねばとヒロハラにメールを送るのでした。 眠りにつき、数時間おきに目を覚ます。眠っていても、ずっと考えている。 "今"出来ることを常に考え続ける。 佐賀で何を掴むべきか...私の心は泰造君に向かって開いているだろうか。 泰造君を生んだ母親に会って、私はどんな顔をするだろう。どんな話が出来るっていうんだろ。 ああ、それでも、彼が生まれ育った地、その遺伝子の母体、声、そんなものに出会いに行けるというのは、独りの人間の後を追っているというのは、なんだかカッコイイんでないかい?とか思って、一人胸躍った。早く博多につかないだろうか。彼の見ていた風景を見てみたい。ドキドキしていた。 そして、明け方の窓の外を見た。 差し込む光。 今日が始まる。始まった。進むしかないじゃないの。 そうして、佐賀の旅が始まった。
by 1000-tegami
| 2007-08-29 22:21
| オガワ リノ
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